昨日は一日中雨でしたね。
しかもまだ降り続いています。
どうやら今日の出勤時間帯もシトシト降るみたいで鬱陶しいですわ(^_^;;;
さて、そんな今日は五日前に観て来た映画のお話です。
久しぶりに映画をハシゴして観て来た二本目になる映画は【木挽町のあだ討ち】です。
予告を観た時から封切られるのを愉しみにしていた本作は江戸時代、歌舞伎座の前身である森田座などがあった木挽町を舞台としています。そんな木挽町に雪が降った晩(1810年[文化7年]1月16日)、伊納菊之助なる若武者(演じるは長尾謙杜さん)が父の仇である作兵衛(演じるは北村一輝さん)と死闘を演じ見事、仇討を果たすところから始まる倒叙式のミステリーです。時代劇でミステリー?となるのが普通ですがこの仇討ちに疑問を持った柄本佑さん演じる加瀬総一郎なる武士が森田座の面々に聞き込む事でお話が展開していく仕立てになっています。なお、永井紗耶子さんがお書きになった原作小説では加瀬総一郎は主人公ではなく登場するには登場している役どころを敢えて主役に据える事で映画として成立する手法って聞けばミステリーも時代劇も好きな私としては馳せ参じない訳がありません(`・ω・´)キリッ
原作を読んでない身としてはタイトルの「あだ討ち」が何故、普通に仇討ちとならないのか、もしかして『徒討ち』かと思って観たら見事、大正解でした。だからこそ、加瀬総一郎の元(真)の身分(美濃国 遠山藩 監察方与力)が明かされ、何故、仇討ちの真相を追い求めるのか、森田座の立作者 篠田金治(演じるは渡辺謙さん)と伊納家との関係も分かった時、もう一度描かれる木挽町の徒討ちがちょっとした笑いを含んだメイキングみたいに描かれるクライマックスにやられます。そして裏に含んだ武士だからこうしなければならんと言う理不尽な仕来りに対する抗いを見事に果たす森田座の面々と菊之助の母、たえ(演じるは沢口靖子さん)の思いは現代の理不尽な縛りに対して抗えよ、と言うメッセージに思えてなりませんでした。
特にエンディングの参勤交代で江戸を去っていく遠山藩藩主、遠山安房守(演じるは野村周平さん)と森田座の面々とのやり取りは実に傾いてて良きでした。エンドロールで流れる椎名林檎さんの『人生は夢だらけ』の歌詞が見事にマッチして心地よく劇場を後に出来ました。
もっと観たいですわ、こう言う時代劇(作品)を!
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